ご存知のように、SV 305シリーズのCMOSカメラは、【SV305】 【SV305 pro】【SV305 proAR】の3つの型番があります。お客様のフィードバックによっては操作上の問題がありますので、
今日はとりあえず使えるようになるまでの流れを説明します。
開封すると箱の中には、
1.本体
2.31.7mmスリーブ延長筒(望遠鏡取付用)
3.Cマウントレンズアダプター
4.USBケーブル
*注 SV 305 pro/SV 305 proARの場合、USB3.0ケーブル、ピンガイドケーブルも付きます。
5.クリーニングクロス
6.取扱説明書(日本語)が入っていました。
カメラの仕様としては
1.イメージセンサー:1 / 2.8 “CMOS SONY IMX290
2.画素サイズ:2.9X2.9μm
3.ソニーの裏面照射型センサーを使っています。上位機種「SV305Pro」が発売されていて、こちらはオートガイドやUSB3に対応しています。
4.筐体内部で結露が発生しないよう完全密封されているためです。
5.赤外域の観測が必要な場合には【SV305pro ARCMOSカメラ】を選ぶ必要があります。
SV305:14880円
SV305pro:19880円
SV305pro AR:19880円「光害問題で自宅でのDSO観望や赤外域を利用した電視観望にも対応可能 V/IRカットフィルター無料付き」
使用流れ
1.PCがSV305を認識するためのドライバーソフトと、実際にカメラから画像を取り込むためのアプリケーションが必要になります。いずれもSVBONYサイトの製品ページからダウンロードすることができます。
「SV305ドライバーWindows」「SV305ソフトウエアWindows」-「Sharpcap」をクリックすればダウンロードできます。
最新バージョンの更新に注意してください。問題があれば連絡してください。
2.ドライバソフトをインストール後、Shrapcapが正常に立ち上がったら、右上のCamerasタブをクリックすると「SVBONY SV305」が表示されるの選択します。カメラが認識されると右側に操作ウインドウが開きます。主に調整するのは「Exposure」(シャッタースピード)と「Gain」(ゲイン)です。レンズ(望遠鏡)のF値にもよりますが月以外はシャッタースピードは最低でも1秒以上、ゲインは高めにしないと、ピントが大きくずれている場合視野に入っているかどうかさえ分かりません。
3.カラーバランスがおかしいようなら「ImageControls」の「AutoWhiteBalance」のアジャストボタンを押します。初めは明るい星や、月などでピント合わせや、各種設定の練習をすると良いでしょう。
ウインドウ上部の「LiveStak」ボタンを押すと、ライブスタックが始まり下に操作ウインドウが開きます。このウインドウで各種の操作ができるのですが、とりあえず「AlinFremes」にチェックを入れておくと、あまり精度の良くない追尾でもソフト的に重ねあわせてくれるので便利です。
画像が浮かび上がってきたら「Hstogram」の中の「BrackLebel」と「MidLebel」のラインをドラッグすると画像をハッキリさせることができ、短時間のうちに天体があぶり出されます
また、なにか問題があれば、SVBONY 天文クラブにお問い合わせください。
info@svbony.jp 面白い使い方を探しつつ、楽しんでやりましょう。