2022年5月下旬から7月初めにかけて、太陽系の8つの惑星が明け方の東から南の空に勢ぞろいします。夜間に全ての惑星が地平線の上にある機会はなかなかありません。
西方最大離角とは、内惑星が太陽の西側へ最も離れることです。特に水星の場合、普段は太陽からあまり離れてくれないので、最大離角の頃は観測のチャンスとなります。しかし今回は、日の出時刻における水星の高度は東京で14度前後で、最大離角としてはそれほど条件が良いわけではありません。
「火星食」とは、地球から見て火星が月に隠される現象です。7月21日の深夜、東の低空で、昇ってくる月が火星を隠す現象「火星食」が起こります。
2022年で最も地球に近い満月は、7月14日(木)です。 今回の満月は、7月14日の満月に比べて視直径が約11パーセント小さく、面積は約21パーセント少なくなります。
『七夕』といえば7月7日。伝説によれば、天の川を隔てて離れ離れになった織姫と彦星が、1年に一度だけ会うことを許された日とされています。織姫が機織り上手であることにあやかり、短冊に願いを書いて笹の葉に吊るすと、願いが叶うというお話も有名です。
9月26日は地球と木星が大接近します。地球木星はおよそ13ヶ月に一度の頻度で衝となり、この頃に地球へ接近します。
旧暦の8月15日の夜(十五夜)に見える月を「中秋の名月」と呼び、2022年は9月10日がその日にあたります。
11月8日の夜、皆既月食が起こります。この月食は、日本全国で観察することができます。南西諸島では部分食の始まり時点での月の高度がまだ低いですが、多くの地域で月の高度がある程度高くなる時間帯に皆既食となり、観察しやすいでしょう。