1、高品質光学ガラスを使用しているため、フィルターの面精度が極めて高く、高画質で観察や撮影できます。
2、光害の基となる水銀灯やナトリウム灯の輝線をカットするので空が引き締まり、はっきり写る星の数が増えます。
3、OIII 、 Hα などの輝線を透過させることにより、高いコントラストで星雲などの撮影が可能となります。
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SVBONY CLSフィルター 1.25インチ光害カットフィルター 天体観察 天体撮影 ヨドバシ販売
光害の影響として最も代表的なのは、夜空が明るくなり、星が見えにくくなってしまうことです。自然のままの状態の夜空であれば、月明かりがない時には、肉眼で数千の星や、天の川が見える。しかし、光害が進んだ地域では、天の川が全く見えないのはもちろん、肉眼で見ることのできる星も極めて限られてしまう。
CLSフィルターは「City Light Suppression」の略で、夜空を照らして星を見えにくくする光害をおさえるためのフィルターです。具体的には、街灯で多く使われている水銀灯やナトリウムランプの出す波長をカットするようになっています。
利用について
フィルターの利用シーンや特性を理解していることが必要と思います。
良品。満足です
どの程度の効果があるか、テストのつもりで31.7mmの方を購入しました。青緑光側の透過幅は60~70nmで幅広のバンドなので少しでも効果があれば…くらいに思っていました。
テストの対象にしたのは、青緑光の輝線を強く出す星雲(惑星状星雲)で、とも座にあるNGC2438です。器材は10㎝屈折F5、自宅のある地域での肉眼での限界等級は4等級という条件です。満月過ぎの明るい月が昇る前ということで決して良い条件ではありませんでした。NGC2438は、これまで何度も確認しようとしましたが、位置がわかっていてもなかなか見えず、時折幻のように見え隠れするような感じで確証がつかめないままでした。
このように眼視での限界に近い天体が見えるようになれば、このフィルターは上出来ということになります。はじめに40×フィルター無しで観ると視野(背景)はかなり明るく、M46の星々は見えても星雲は見えません。フィルターありでも困難です。次に110×フィルター無しで観ると、先入観が影響しているのか、いつものように時折見え隠れするような感じです。最後にフィルターを付けて観ましたら、目印にしている星の先にぼんやりとしたものを感じます。もちろん直視しようとすると消えますが見え方の差は明らかです。30年以上前と記憶していますが国産のμフィルターという光害カットフィルター、現在も所有していますが、効果が感じられなかったため、現在の技術はどうかということで、あまり期待しすぎないで購入したものです。やはり進歩しましたね。
因みに、このフィルターによる天体の見え方について報告します。別の日の条件の良い深夜に輝線星雲M97を観ました。やはりM97は見やすくなります。視野(背景)がより暗くなる一方で周囲の恒星も0.5等以上暗く感じ、すぐ近くに見えるM108はフィルター無しの時に比べ、ほとんど見えないくらい暗く感じます。M97も減光しているのですが、輝線星雲のため「背景」とのコントラストに差が出ます。買ってよかったです。納得の一品です。
スペック:
ブランド:SVBONY
タイプ:CLSフィルター
材料:光学ガラスとアルミニウム合金
ガラス材の厚み:1.85mm
重さ:5.2g / 0.18oz
ご注意ください:
直接太陽をのぞくことは絶対にやめてください。
メリット:
星雲、星団、彗星などを観測、撮影する際に、光害を除去し、天体の光を透過させる
高品質光学ガラスを使用しているため、フィルターの面精度が極めて高く、高画質で観察や撮影できます
光害をカットするので空が引き締まり、はっきり写る星の数が増える。
地平線近くの星も写るようになる
特定波長をカットすることでHα領域の光が相対的に増え、赤い散光星雲も写るようになる