A,例えば『8x32』の場合8は倍率を現します。
次に32は対物レンズの大きさを現します。なので『8x32』という表記の場合『倍率8倍の32?口径の双眼鏡』という事になります。
これが『8.5x42』なら『倍率8.5倍の42?口径、『10x50』なら『倍率10倍の50?口径』ということになります。
A,倍率が高い方がよく見える、と思われる方もいらっしゃいますが一概にそうとは言えません。倍率が高いというのは対象物がより近く(大きく)見えるということです。
倍率が高ければ細かい部分までよく見ることができますが、より近くに見えるので距離によっては近すぎて対象の一部分しか見えないという場合もあります。また同じ口径の双眼鏡の場合、
倍率が高い物の方が低い物と比べ明るさで劣ります。手のブレの影響が大きくなり像が安定しにくいです。
A,一般的には「8倍」の双眼鏡がおススメです。多くの双眼鏡で「8倍」と「10倍」の二種類が存在していて、8倍の方が10倍に比べて視野が広くとれる(対象との距離が開くので周りを把握しやすい)ので、双眼鏡で何かを観察する時に対象を捉え易くなります。より対象を細部まで観察したい場合は10倍となります。
A,レンズが大きい程光を取り入れる量が増えるので明るく見えます。
昼間明るい場所を見る場合では違いは分かりにくいですが、曇り空や夕暮れ、日陰というような状況ではレンズが大きい方がよく見えると言えます。
正確には暗いところがより明るく見えます。また細かいところもよく見えるようになります。ただし、双眼鏡はレンズが大きい程重量を増してしまいますので注意して下さい。
A,スペック表の中でも一般的ではない箇所について簡単に説明します。
倍率:その双眼鏡の倍率です。
レンズ径:その双眼鏡のレンズの大きさです。
ひとみ径:30cmほど離れて接眼レンズを見た時に見える明るい円のことで、この数値が大きい程明るく見えます。
アイレリーフ:双眼鏡を覗いた時の瞳とレンズの距離を言います。この距離が長いとメガネをかけていてもケラレがなく見ることができます。
実視界:双眼鏡を覗いた時に見える範囲になります。この数値が大きい程視界が広く見えます。
最短合焦距離:ピントが合う最も短い距離です。
A,双眼鏡選びでのポイントとなるのがまず『使用目的』とそれから
『性能と重量』になります。 まず使用目的ですが、文字通り何に双眼鏡を使うかです。例えば旅行や観劇で使いたいという場合はポケットタイプや軽量型のモデルが適していますし、バードウォッチングだと観察する状況によって必要な性能も変わってきます。
一般的な観察では8倍から10倍、口径は30~42くらいがおススメです。タカの渡りといった場合ですと10倍以上のもので、倍率が大きくなると像質の維持のために口径も大きくなります。
次に性能と重量ですが、上記のとおりレンズ口径が大きくより明るく見えるとその分双眼鏡の重量は増えてしまいます。つまり『持ち運びの良さ』と『光学製品としての性能』の間で選ぶという形になります。なので、お客様がお使いになる環境を考慮した上で、持ち運びの良さと光学性能どちらに傾けるかそのバランスを選んでいただくのが良いと思います。
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