レンズ交換式カメラよりも、「デジスコ」(デジカメとスコープを足した造語で、2つを組み合わせて撮影を楽しむことです)で野鳥撮影のが好きです。レンズ交換式カメラで、野鳥撮影向きの超望遠レンズを用意するとなるとかなり高価ですよね。そこで、フィールドスコープの出番!アタッチメントを使えばカメラと接続でき、遠くの野鳥がキレイに撮影できるんです!
フィールドスコープ観測には、三脚は不可欠です。重いフィールドスコープは手持ちでは長時間使用できません。疲れを軽減しブレない視界を確保するため、しっかり固定する必要があるのです。
三脚の選び方がわからない!?実は思っている以上に三脚のメーカーは多く、機能も値段も多種多様。どんなフィールドスコープをどこでどう使うか、用途によっても変わってきます。
理想値は雲台を含めた、三脚に乗せる機材の重量が、その三脚の耐荷重の2~3倍です
素材によって、大きくても軽量であったり、小型でも安定感に優れたものがあります。耐荷重も大事ですが、用途に最もバランスの見合ったものを選ぶ必要性があります。
バードウォッチングに使用する三脚の多くは、同じような仕様で、3段タイプと4段タイプが用意されています。
「3段タイプ」
より安定感があるが、縮長は長め。
「4段タイプ」
一番下の脚が細くなるため、3段タイプよりもやや華奢な印象だが縮長は短くなる。公共交通機関での移動時に便利。
「カーボン製三脚」
軽く、剛性(振動吸収)にも優れるが、値が張る。
「アルミ製三脚」
一般的にカーボンよりも重く、剛性(振動吸収)で劣るものの、手頃な価格。
使用感を追求するのならばカーボン製をおすすめしたいところですが、最近は軽量化が図られたアルミ製も出てきています。鳥見スタイルやご予算に応じた選択が大切です。
三脚は足を伸ばしたり縮めたりして高さを固定しますが、固定部分には「ナット式」と「レバー式」の2タイプがあります。
「ナット式」
2本の脚の重なり部を覆うリングを回して固定するタイプのもの。故障が少ないと言われる反面、慣れないうちは締め加減が難しいという声も。
「レバー式」
レバーの開け閉めの2段階だけで操作するタイプのもの。レバー部分が邪魔になるという声もある反面、簡単・確実なワンタッチ操作は初心者にも安心。
SVBONY SV107 三脚 レバーロック式 3WAY雲台 水準器
全 高:146cm
縮 長:36cm
脚段数:4段
材 質:アルミニウム合金とABS
耐荷重:3kg
理想の三脚を手に入れるためのセレクトは慎重に。大事な投資だから妥協はせず。素晴らしい相棒を手に入れて、フィールドスコープライフをさらに充実させましょう!