ADC大気分散補正プリズムは2枚回転式のウェッジプリズムを内蔵して、大気分散を補正できるプリズムです。大気分散とは低空の惑星の像が大気の影響により、上下方向へ色が分散、像が不鮮明になる現象です。ADCプリズムのウェッジプリズムを回転して、適切な角度に調節して、色滲みを補正することができます。本日は皆様に今月発売した新商品、このSV199 1.25” ADC大気分散補正プリズムの使い方を紹介したいと思います。
精度:1 /4λ
プリズム素材:Bk7
コーティング:反射防止ブロードバンド(300nm-700nm)
プリズム角度:4.5°
光路長:56.57mm
正味重量:167g
大気分散補正プリズム x1
マニュアル x1
惑星の高度によって滲みの量は異なります。 天頂に近い惑星は、色にじみは小さくなります。地平線に惑星は、色にじみは大きくなります。ADCは内蔵のプリズムを適した位置に回転して、この滲みを補正し、各波長の結像位置を合わせるような効果が得られます。
まず、2本のプリズム回転レバーと目印リング固定ねじが、下図のように一直線にセットします。
目印リングの水準器のあわが中央になるように、ADCプリズムを望遠鏡に接続します。
2本のレバーが合わせる位置が補正量0の位置です。アイピースを接続して、二つのレバーを反対側に徐々に回転します。惑星の上下に出ている色にじみが最も小さくなる位置で固定します。
周囲の目盛りを参考にして、少しずつ両方のレバーを同量ずつ回転してください。
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