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【結果発表】ばら星雲キャッチャー!& 宇宙に咲くロマンチックな花——バラ星雲の観測、撮影、探検ガイド

【結果発表】ばら星雲キャッチャー!& 宇宙に咲くロマンチックな花——バラ星雲の観測、撮影、探検ガイド

はじめに

Svbonyはバレンタインデーを祝うために、特別にバレンタインデー特別企画「ばら星雲キャッチャー」を立ち上げ、宇宙のこのロマンチックな花を撮影するよう天文学愛好家を招待しています。参加者の皆様のご協力のおかげで、何光年も離れたところに咲くバラ星雲の見事な美しさを堪能することができでき、イベントは無事終了しました!素晴らしい作品を応募してくださった以下の方々に感謝します。

千葉県 九十九里 星空の宿 夕凪

塚本敬夫

Masato Kawai

Hiroaki Waki

cameraya001_astrophotography

※この順位はランキングではないです。

特に、塚本さんの作品が最も多くの「いいね」を獲得しました!おめでとうございます!

今日は、地球から約5,200光年の距離にあるバラ星雲(NGC2237)に注目してみて、その謎、構成、形成過程、そしてこのロマンチックな宇宙の花を観察し、撮影する方法を探ります。 ついでにバラ星雲の写真も楽しみましょう〜

長い茎を持つバラ星雲丨撮影者:Adam Block & Tim Puckett丨 出典:NASAChina

一、バラ星雲とは

バラ星雲(Rosette Nebula、ばら星雲、薔薇星雲とも呼ばれる)は、いっかくじゅう座にあり、地球から約 5,000 光年離れている散光星雲です。咲き誇るバラの花のように見えるこの星雲は、夜空で最もロマンチックな天体のひとつです。

この星雲は美しいガス雲であるだけでなく、星誕生のゆりかごでもあります。星雲の中心にある高温度の若い星は強い紫外線を放出し、星間ガスを電離して魅力的な赤い輝きを放ちます。星雲の暗い部分は塵の雲で、星の光を吸収してバラの花びらの輪郭を描き、星雲に層と神秘性を加えています。

二、バラ星雲の構成

バラ星雲はいくつかの部分から構成されています。

● NGC 2237: バラ星雲の主要部分で、通常はバラ星雲全体と呼ばれることもあります。

● NGC 2238、NGC 2239、NGC 2246: ガスや塵の雲を含むバラ星雲のさまざまな部分を表しています。

● NGC 2244: バラ星雲の中心にある散開星団で、高温の若い星々で構成されており、その強い恒星風によって星雲の独特の形状が形成されています。

三、バラ星雲の形成と「赤っぽい色合いの謎」

バラ星雲の形成は、星の誕生と星間物質の相互作用と密接に関係しています。 NGC 2244 の若い星々は、約 400 万年前にバラ星雲を取り囲むガスから形成されました。これらのより質量の大きい星は、近くのガスと塵を侵食する強力な恒星風を放出し、星雲の中心に巨大な空洞を吹き飛ばし、空洞の端に塵と高温ガスの隔離層を形成します。

さらに、これらの星は大量の強い紫外線を放出します。紫外線放射によってバラ星雲に豊富に含まれている水素原子がイオン化されると、電子が陽子と再結合し、波長 656.3 ナノメートルの赤色光を含む特定の波長の光子が放出されます。したがって、バラ星雲の赤い輝きは主に水素原子から放出される H-α スペクトル線から生じます。私たちが目にするバラ星雲の写真がいつも魅力的な赤っぽい色合いで見えるのはそのためです。

四、発見と命名

バラ星雲は1690年にイギリスの天文学者ジョン・フラムスティード(John Flamsteed)によって初めて発見されましたが、彼は中心の星団(NGC 2244)のみを記録しました。天文学者のウィリアム・ハーシェル(William Herschel)と他の観測者が徐々にこの星雲の全体の輪郭を描写し始めたのは 19 世紀になってからでした。その形が咲いたバラに似ていることから、この星雲は「バラ星雲」というロマンチックな名前が付けられています。

五、バラ星雲の作品と撮影データ

天文愛好家の参考として、作品と撮影内容を以下に示します。※この順位はランキングではないです。

● 撮影者:千葉県 九十九里 星空の宿 夕凪

望遠鏡:FRA400

フィルター:SVBONY SV220, UVIR Cut filter

カメラ:SV405CC

PixInsight の NarrobandNormalization と Colour Mask を使用

撮影日:2025.2.14

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● 撮影者:塚本敬夫

Mount:Skywatcher EQ6-R Pro

Telescope:SV503 80ED(Reducer)

Camera:Asi294MC PRO

Guide Scope:SV165

Guide Camera:ASI120MM-mini

Mount Controller:ASIAIR PRO

Filter: SV220

temperature:-20°C

gain:120

Exposure:300 sec×11枚

Dark:50 Flat:50 Bias:50

Siril+Graxpert+Starnet++

Siril関連の処理内容

Starnet++

星を60%削除

Graxpert Deconvolution

stars-only Strength:0.1

object-only Strenght:0.7

撮影日:2024.12.23

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● 撮影者:Masato Kawai

FS-60cb

SV605CC

StarAdventurerGTi

SV165+SV905C

LPS-D1

NINA PHD2 Stellarium

撮影日:2025.2.11 月齢12.6

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● 撮影者:Hiroaki Waki

機材:FRA400/x0.7RD280mm + SV605MC + SHO filter

撮影:Gain 100, -10℃, 各SHO 180秒 x 15枚(総露出135分)

処理:PixInsight(WBPP/BXT/NXT/LRGBComb(SHO)/MGC/SPCC/AS/GHS/HDRMT/LHE/NN等), Luminar4

撮影日・撮影地:2025/2/8@横滨

投稿リンク:こちらをクリック

六、バラ星雲の観測と撮影方法

バラ星雲は美しいが、淡く広がっているため肉眼で直接観察するのは難しいです。カメラで長時間露光することで、星雲の淡い光が徐々にその鮮やかな色彩を呈します。ここでは、バラ星雲の観測と写真撮影の実践的なガイドを紹介しよう。

1. 観測場所

● 都市の光害から離れる: 長野県の阿智村や北海道の​​十勝地方など、景色が広い郊外や山岳地帯を選びます。

● 気象条件: 晴れて雲のない夜、できれば大気の透明度が高い日を選びます。

2. 観測時間

● ベストシーズン: バラ星雲の観測に最も適しているのは、夜空の高い位置で観測しやすい冬の時期(12月~2月)です。

● ベストタイム: バラ星雲が天頂付近にある真夜中頃が最も条件が良いです。

3. 観測機材

● 双眼鏡: 細部は見えないが、バラ星雲のぼんやりとした美しさを感じることができます。

● 天体望遠鏡:口径80mm以上の天体望遠鏡や天体写真撮影用のアストログラフ、例えばSvbonyのSV503ED天体望遠鏡シリーズSV550APO天体望遠鏡シリーズSV555アストログラフなど、コストパフォーマンスの高い天体望遠鏡の使用をお勧めします。天体観測や写真撮影の旅をすぐに始めたい方のために、Svbonyがおすすめするコストパフォーマンスの高いセットをご紹介します:

◦ SV503 80ED天体望遠鏡セット:SV503 80ED天体望遠鏡、SV165 30mm f/4 ガイドスコープ、SV905C CMOS ガイドカメラ、SV193 0.8Xフラットナーなどが含まれており、観測から撮影まですべてのニーズを満たすことができます。


◦ SV503 102ED天体望遠鏡セット:コストパフォーマンスに優れた、初心者に最適な大口径天体望遠鏡セットです。


◦ SV555アストログラフ:天文爱好者的首选,价格亲民,性能卓越。SV555 スタースコープ セット: 手頃な価格と優れた性能を備え、天文学愛好家のための最初の選択肢です。

● カメラ:Svbony SV405CCSV605CCなどの天体カメラまたは天体改造機の使用をお勧めします。

◦ Svbony SV405CC:冷却機能を搭載し、長時間露光時のノイズを大幅に低減します。バラ星雲の微弱な光を捉えるのに最適です。

◦ Svbony SV605CC:高感度センサーを搭載し、H-α線を含むバラ星雲の赤い光を鮮明に記録できます。特に、星雲の微細な構造や色彩の階調を表現するのに優れています。 

4. 撮影のコツ

● 赤道儀の使用:長時間露光による星点の引きずりを防ぐため、天体の動きを追尾して撮影しましょう。

● 複数枚スタッキング:複数枚撮影し、重ね合わせることでS/N比を向上させ、より鮮明な画像を得ます。

● 画像処理:画像処理ソフト(PixInsight、Sirilなど)を使って、カラーバランスやコントラスト調整などを行い、バラ星雲の鮮やかな色彩を表現します。

おわりに

バラ星雲は、広大な宇宙にある無数の美しい天体のうちの 1 つに過ぎませんが、最も暗い夜空でさえも、無限の美しさと驚異があることを私たちに思い出させてくれます。天体望遠鏡を持って、宇宙探検の旅に出かけましょう!Svbonyはいつもあなたのそばに寄り添い、星空のロマンと神秘を写し出します。

Svbonyから宇宙を探検しましょう! !

出典・参考

国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/

アストロアーツ「星空ガイド」https://www.astroarts.co.jp/

天文学辞典「天文学辞典」https://astro-dic.jp/

大日本書「星空觀察」https://www.dainippon-tosho.co.jp/star

天体写真の世界「天体写真ギャラリー」https://ryutao.main.jp/my_stlgallery.html

NASA「image-article」https://www.nasa.gov/image-article/

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