天リフ編集部の山口千宗様に頼んでSV503天体望遠鏡のレビューを書いて頂きました。主にSV503の外観、性能、組み合わせなどを紹介して頂きました。
次の実用レビューを期待しております。
天リフ編集部サイトリンク:https://reflexions.jp/tenref/navi/goods/telescope/10643/
みなさんこんにちは!星空を見るという最高の遊び「天文趣味」。その楽しみを何倍にも増幅してくれるのが「天体望遠鏡」です。
「オトナの天文趣味」に最適!ED採用・口径80mm天体望遠鏡
「SV503天体望遠鏡」は最安級なのに品質は高級クラス!
「じぶんでシステムを組み上げる」天体望遠鏡の楽しみ方とは!?
この「天体望遠鏡」ですが、近年はより高性能な「EDレンズ」を採用した製品がかなり低価格で販売されるようになってきました。この記事では「オトナの天文趣味」に最適な、小型・低価格・高性能な天体望遠鏡「SVBONY SV503」をご紹介したいと思います。
「天体望遠鏡」は老若男女を問わず、誰にでも使えて楽しめる道具です。「自然」に触れて科学的な視点や思考を体験するという教育的な意義から語られることも多く、それはそれで非常に重要な視点なのですが、ここでは「オトナ」が「余暇をより充実して過ごすことができる」ための道具としてとらえたいと思います。
まず第一に「よく見える」ことです。遠くにある小さな天体を、大きくハッキリと・そして気持ちよく見るためには、しっかりとした光学性能を備えたものでなくてはなりません。
光学性能と一言でいっても「ピンキリ」なのですが「オトナの天文趣味のスタンダード」としては「EDレンズ」をはじめとする特殊な硝子材を使用したより高性能な対物レンズを備えたクラスをオススメしたいと思います。今回ご紹介する「SV503天体望遠鏡」はもちろん「EDレンズ」を使用しています(*)。
(*)通常の光学ガラスを使用するかぎりは、青い光ほど焦点位置が微妙にズレてしまう(ボケる)「色収差」という現象の補正に限界があり、対象が滲んでしまい解像度やコントラストが低下してしまいます。
SV503のような特殊硝子材を使用した天体望遠鏡のことを「アポクロマート」と呼ぶことが日本では一般的です。それに対して、特殊ガラスを使用しない天体望遠鏡は「アクロマート」と呼ばれます。しかし、本記事では「アポクロマート」の光学理論上の本来の定義(3色色消し2色アプラナート)に忠実に立ち、「アポクロマート」とは呼称していません(*)。これはSVBONY社の立場でもあります。しかし、用語の解釈だけの問題で、性能的にはSV503は「(いわゆる)アポクロマート」と同じです。
(*)2枚のレンズで「3色色消し2色アプラナート」を実現することは理論的には不可能なため。この定義に沿うとSV503はアポクロマートではありません。
天体望遠鏡に詳しい人に「ひとつ買ってみたいのですがどんなのがイイですか?」と質問すると、決まって「予算はいくらですか?何が見たいのですか?それによって最適な製品はもちろん違うんですよ」的な回答が返ってきます^^;;; 間違っているわけではないのですが、答にはなっていませんよね^^;; それがわからないから訊いているんですから・・
そこで回答です。
今回ご紹介する「SV503天体望遠鏡」は後者になります。本体のみの価格は税込6万円弱ですが、他に架台・三脚・アイピース(接眼レンズ)などが必要になるため、総額では最低でも10万円ほど見ておく必要があるでしょう(*)。
しっかりした光学性能の天体望遠鏡なら、「オールラウンド」に、本格的な天体写真撮影にもチャレンジできます。天体写真では色収差の補正が特に重要な要素になるため、EDレンズ採用の天体望遠鏡が強く推奨です。
ネットで少し調べると「天体望遠鏡で一番重要なのは対物レンズの大きさ(口径)」という記述が随所に出てくることでしょう。これはまぎれもない真理です。デカイほどよく見えます。でも、デカイほど重く、高価になります。これが天体望遠鏡選びの最大のトレードオフです。
ここでは「オトナの天文趣味の入門スタンダードは口径80mm」であると力強く断言したいと思います。しっかりとした品質の製品であれば、口径80mmあれば木星の縞模様や大赤斑、火星の模様や極冠、土星の輪や「カシニの空隙」、月面の大小様々なクレーターなど、一通りの天体を「気持ちよく」「美しく」楽しむことができます。空の暗い郊外に持ち出せば天の川の中にある無数の星の集まり(星団)や、何千万光年も彼方の銀河の淡い光も捉えることができます。
もちろん80mmよりも口径が大きい方がより楽しめるのですが、80mmよりも小さな口径はオススメしません(*)。これより口径を小さくしても価格はそんなに安くなるわけでもなく、本体の重量や大きさもそれほど大きくはかわりません。「口径80mm」は屈折式望遠鏡ではさまざまな点で「ベストバランス」なのです。
もうひとつ、重要な要素があります。持ち出すのが苦にならない程度の重量と大きさであることです。せっかく手に入れた高価な天体望遠鏡、めいっぱい使い倒して楽しみたいもの。押し入れの肥やしにしない意味でも「小型・軽量・コンパクト」は光学性能と同じくらい重要な要件であるといえます。
最初の項で「EDレンズ採用の天体望遠鏡」を推奨しましたが、それには「小型化」の意味もあります。実は、天体望遠鏡は光学設計の観点では「鏡筒(焦点距離)が長いほど」よく見えるものになります。「EDレンズ採用」鏡筒なら、鏡筒を短く(焦点距離を短く)しても、十分な光学性能が実現できます。
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小売もロットオーダーも受けます。必要に応じて製品を誂えることも結構です。
ご質問やご問題がございましたら以下の連絡方式でお問い合わせくださいね。
初めてお便りいたします 私は現在中期で中国で仕事をして おります。 こちらでヒマなので天体望遠鏡を作ろう と言うことでネットでD203、f800と言う ニュウトン主鏡を見つけました。 これで望遠鏡作る場合 鏡筒径が230、斜鏡から主鏡までが650、 接眼レンズ筒が鏡筒から50くらい出る 感じを想定していますがいかがでしょうか?こちらで天体望遠鏡製作の本が手に 入らず想像でこの数値を考えてみました。ご教示いただければ幸いです。
Guest
初めてお便りいたします 私は現在中期で中国に在住しております。こちらでは暇ですので天体望遠鏡 を作製しようと思っております。 天体望遠鏡の作り方の本も中国にはなく 創造で作ってみようと思います D203、f 800と言うニュートン式主鏡が あります。筒径は230、筒長さは750、 斜鏡から主鏡までが590くらいでよろしい でしょうか?