レンズフィルターとは、写真や映像を撮影する場合や望遠鏡などで観察する際に、レンズの先端、後端、あるいは中間部分に装着して、そこを通過する光に制限を与えるカラーフィルタやその他の光学フィルターです。
光を波長や偏光で透過あるいは反射により制御します。いわゆるソフト効果や光条効果などを加えるフィルタもあります。
偏光フィルター(PLフィルター)は、特定方向の直線偏光を持つ成分を強く減衰する効果があるフィルターで、回転させることで表面反射による光を目立たせたり抑えたりできます。
円偏光フィルターは特定の偏光方向の光以外をカットし、透過した偏光を円偏光に変換します。デジタルカメラで直線偏光の偏光フィルターを用いると、オートフォーカス等の動作に不具合が生じる場合があるため、円偏光フィルターが用いられます。
ある波長より短い波長の光をカットする。名称は「SC」+「カットする波長(nm)/10」で表示されます
UV (Ultra Violet)フィルターは紫外線をカットするフィルターです。無色透明と言われているが、視認できないほど極めて淡い黄色(もしくは黄灰色)を帯びていて、この極淡黄色(もしくは極淡黄灰色)が紫外線を吸収する役割を果たし、その濃さによって紫外線の吸収量が変わります。
薄い小豆色もしくは薄紫色のフィルターで、紫外線をカットし且つ青色光(菫色、藍色、紫色、青色)の一部をカットする働きを有する。通常“1A”と“1B”の2種類あり、“1B”の方が効果が強い。一般にフィルムで撮影した場合、フィルム自体が紫外線や青色光に鋭敏である為、肉眼で捉えるより紫外線による遠景の霞が強調されてしまったり、被写体が少し青みがかる「青被り」が起こります。それを補正する為のフィルターです。
匡正フィルターとも言われ、黄色フィルターがこれに当たる。
ラッテン№6乃至9に相当して、かつてはK1、K1'1/2[5]、K2、K3などと呼称されていたが、現在はY0(輝黄色、淡黄色)、Y1(中黄色)、Y2(黄色)、Y3(濃黄色)の呼称が一般的で、JIS規格Y48に相応するY2が最も用いられ、附されている数字が大きい程その持てる効果が強くなります。
紫外線や青色光(菫色、藍色、紫色、青色、青緑色)をカットし、橙色や赤色、赤外線をより透過させることにより、寒色系を暗く、黒く、暖色系を明るく、白くしてコントラストを上げる為に使われるフィルターで、常用はされない。
シャープカットフィルターではないが、用途は似てます。
オルソマティックの乾板やフィルムの感色性は、赤色には不感で緑色には弱い反面、普通感色性と同様紫外線や青色光には過敏すぎると言う缺点を有していた。
その為赤色が炭団のように真っ黒に、緑色が必要以上に暗く写るのに対し、遠景が靄や霞、時には霧が掛かった様になったり、寒色系の部分が白飛びしたり、コントラストが低くなってしまう事が多かった。
赤外フィルムは通常の光にも感光するので、フィルターなしでの撮影ではその利点が全く出ない。その為600nm以下の光をカットするSC60以上の赤色フィルターを使用しなければならない。
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