CMOSセンサーとは
CMOSセンサーとは、CMOSを使った固体撮像素子を指しています。CMOSセンサーには、素子ごとに画素単位でフォトダイオードとCMOSトランジスタを使ったスイッチがついています。CMOSセンサーでは、1画素ごとにその場で電荷信号を検出し、電気信号に増幅しています。
【さらに、CMOSセンサーでは、格子状に並んだ各フォトダイオードに取り付けられたスイッチを次々と切り替えることによって、1画素ごとに直接読み出しを行っています。このため、高速転送が可能となっています。また、単位セルごとに増幅器を備えており、光変換された電気信号だけを読みだしているため、ノイズが乗りにくいというメリットもあります。】(出典:クイエルフイ株式会社)
CMOS冷却カメラの種類
センサから出力される色により、市場のCMOS冷却カメラにはカラー冷却CMOSカメラとモノクロ冷却CMOSカメラに分けられます。CMOSカメラは、天体撮影用のカメラとして使用されてきました。
天体写真に冷却CMOSカメラを利用する理由?
受像素子を冷却することで、撮影時に発生するノイズを減少します。CMOSセンサーの温度を一定に保つことで、正確なダークノイズキャンセルが実現します。ダークノイズやアンプノイズのほとんど無い画像を撮像することができます。
CMOSカメラの選び方
必要に応じてCMOSカメラを選択してください!
1、天体写真の画像処理から見ると、モノクロ カメラはカラー カメラよりも感度が高いため、モノクロ カメラでの画像処理はカラー カメラよりも簡単です。
2、初心者から見ると、天体撮影にはモノクロカメラよりもカラーカメラのほうがもっと便利です。初心者にとって、画像処理の方法がわからない場合は、カラーカメラをお勧めします。
3、使いやすさから見ると、カラーカメラでは1回の撮影で カラー情報が全て撮影でき、天候の影響に左右されにくいメリットがあります。ま
また、フィルターホイールの必要がないため、装置が簡単になります。モノクロカメラの場合、フィルタホイールを使うことでフィルタワークを駆使した自由度の高い撮影が行えます。
4、撮影環境の影響から見ると、撮影環境が良い場合にはカラーカメラをお勧めします。光害問題が深刻の場合は、モノクロカメラをお勧めします。
5、使用シーンから見ると、画像の色に関連する場合はカラー カメラをお勧めします。そうでない場合はモノクロ カメラをお勧めします。同じ解像度では、モノクロカメラの高感度がカラー カメラよりも高いからです。
6、性能から見ると、モノクロ CMOS センサーには色再現性がなく、色のないグレースケールのみが捕らえます。一般には、カラー CMOS センサーには赤外線フィルター (約 60% の光エネルギー損失) があり、各ピクセルには 3 色のカラーフィルター (R/G/B) がある (約 20% のエネルギー損失) ため、ピクセルに到達する光は一般的には約 32% のみです。モノクロ CMOS センサーは、ほぼ 100% のエネルギーをピクセルに到達させることができます。したがって、白黒 CMOS センサーの方が高感度です。