双眼鏡は精密な光学機器なため、素人が分解するとほぼ元に戻すことはできません。そのため、気楽に中身を確認することができず、多くの人にとっては双眼鏡の原理は謎のままです。
そこで、日の出光学様のご厚意で検品で不具合が見つかった双眼鏡を1台いただきましたので、これを分解してみることにしました。
ポロ式は大きく分けて普通のポロとミニポロの2種類があります。
普通のポロは対物レンズから取り込んだ光を内側に曲げて、接眼レンズに導きます。
ミニポロは対物レンズを内側に配置することにより、コンパクトに仕上がるようになっているのが特徴です。
眼幅の関係で、コンパクト双眼鏡にしか応用できません。
ダハプリズムタイプ(ダハ式)
ポロプリズムが技術者ポロの名にちなんで名づけられているのに対して、ダハは「屋根」を意味するドイツ語(dach)「ダッハ」から由来しています。英語では roof prismと呼ばれています。
この名が示す通り、プリズムの一部が屋根のような形をしているのが特徴です。
イラストで光路図を見るととても複雑な反射をしますが、ポロよりもコンパクトに双眼鏡を仕上げられるのが最大の長所です。
では、実際の双眼鏡を分解してダハプリズムについて説明します。
ダハ式双眼鏡の中を見てみよう
まず初めにダハ式双眼鏡の光路図を見てみましょう。
ご都合がよければ記事にコメントを記入してくださいね、24時間以内に返事させていただきます。
小売もロットオーダーも受けます。必要に応じてカスタマイズも可能です。
ご質問があったら以下の連絡方式でお問い合わせくださいね。