望遠鏡には「天体望遠鏡」と「地上望遠鏡」があり、フィールドスコープは地上望遠鏡に分類されます。さらに地上望遠鏡は片目で観察する「フィールドスコープ」と、両目を使う「双眼鏡」に分類されます。
遠方にある地上物を鮮明に見ることができるのが特長で、通常は三脚に固定して使用します。倍率が高いので、野鳥や野生動物の観察の他、射的の標的確認、監視などにも使用されます。
本体に取り付ける接眼レンズは、選択により倍率を変えて使用できます。また、正体像で見えるようにプリズムが組み込まれており、地上観察に適した構造になっています。
フィールドスコープは、接眼レンズの取り付け位置により、「直視型(ストレートタイプ)」と「傾斜型(アングルタイプ)」の2種類に分類されます。
直視型は、本体と接眼レンズが平行、または直線となるため、対象物にフィールドスコープをまっすぐ向けることで捉えることができます。また、三脚の高さを調整すれば、自分の目の位置にフィールドスコープを持ってくることができ、観察や撮影が楽な姿勢でできます。
目視で定めた方向と同じなので、どんな場所でも自然に覗くことができ、複数の対象物も観察しやすく、初心者には扱いやすいタイプと言えます。
一方、傾斜型は、本体に接眼レンズが斜めに接続されており、上から覗き込む姿勢になります。高い位置の野鳥などを観察する場合や、椅子に座ってゆっくり観察する場合に適している角度です。また、背の高さが違う人が順に覗く場合にも、三脚の高さを変えずに観察できますので便利です。
スコープ本体に対して接眼レンズ取り付け部が、平行もしくは直線となる構造を持つタイプです。
1、接眼レンズと対象物が直線となるため、対象物にフィールドスコープをまっすぐ向けることで視野に捉えることができます。飛んでいる鳥なども目視で定めた方向に合わせることで捕捉しやすくなります。
2、三脚の高さを調整し、自分の目の位置にフィールドスコープの高さを合わせることで、より自然な姿勢で観察することができます。
3、車の中からフロントウインドウやドア越しに使用する場合、あるいは、茂みの上からの観察などが容易です。
4、眼視と同様、デジスコーピングの際もカメラのファインダーや液晶画面に対象物を捉えることが容易です。
スコープ本体に対して接眼レンズ取り付け部が、角度の付いた構造を持つタイプです。
1、高い場所の鳥などを観察する場合や、天体を観測するときに、無理な姿勢をとる必要がなく楽に観察ができます。
2、三脚を高くする必要がなく、より低く安定した状態で観察ができます。
3、椅子に座っての観察やスケッチ、さらにローアングルからの観察にも最適です。
4、直視型と異なり、接眼レンズを上から覗き込む姿勢で使用するため、身長の違う複数の人が交代で観察する場合でも、背の高さに合わせて三脚を調整する必要がありません。
では、一体直視型がいいですか、又は傾斜型がいいですか、自分の好みによって選んだらいいです。
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