2020年10月6日、約2年2か月ぶり(2018年7月31日)に火星と地球が最接近します。今回の火星の大接近は2018年の大接近に匹敵する好条件です。約6210万kmまで近づく“準”大接近です。肉眼では2021年1月ごろまで明るく見えます。今回よりも条件の良い接近は、2035年9月まで15年待たねばなりません。絶対見逃さない!火星を動いていく様子を追いかけてみましょう!
火星観測ガイド
2020年9~10月の星空
火星など惑星は明るい対象ですから、通常の天体観察とは異なり街中でも十分に観察することができます。しかし、気流の状態が観察の良し悪しに影響します。
火星がかなり明るいのでスマートフォンのカメラでも写せるはずです。カメラの性能にはメーカー、機種に差が大きく、保証はできませんが、
望遠鏡で観察する
観測にオススメの天体望遠鏡
鏡筒部の仕様
対物レンズ有効径:80mm
焦点距離:560mm
極限等級:11.6等星
F値:7
集光力:212.33倍
分解能:1.14秒
接眼部サイズ(スリーブ径) :φ31.7mm
鏡筒の重さ:3880g
木星・土星・火星の3大惑星は、ここ数年夏場が見ごろになります。特に今年の夏は10月に火星の「準大接近」を控えていて、今年の夏から秋が大チャンスです。是非見逃さない!